野球場お弁当選手権
ナゴヤドーム
どて丼




 ナゴヤ球場ではじめて「どて飯」と遭遇したときのカルチャーショックは今でも忘れられない。「サンデードラゴンズ」という番組にナゴヤ球場の悪口を言うために出演したおり、当時解説者だった燒リ守道さんが、「トンチャンと呼ばれる味噌味のモツ煮こみを、どんぶり御飯にぶっかけたもの」と私に解説してくださった。まさに名古屋の味。これは現在もナゴヤドームで「どて丼」という名称で引き継がれている。
 野球場御飯で、私が唯一、最後まで食べられなかった逸品。オレ、レバー大嫌いだから。で、ついつい、拙書「ボクを野球場に連れてって」では酷評してしまいました。でも、レバー好きの人にはおそらくたまらん味なんでしょう。一緒に取材に出かけた「DIME」編集部の横浜生まれの編集者は「美味い、旨い」を連発しながら幸せそうに食べておりました。