ボブルヘッズ誕生10周年|ボブルヘッズ10年の回顧録

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球団代表にして球団総務部部長のぷうさんこと仲嶋“ぷう之助”靖宏がボブルヘッズの10年を回顧。
ボブルヘッズの生みの親である綱島プロ野球研究所。さらにその前身である「綱島プロ野球意匠学研究所」時代から参加してる。現役メンバーの中では最古参である。
プロ野球研究所からボブルヘッズ誕生、そしてこの10年の喜びと悲しみ。今やぷうさんの人生はボブルヘッズと共にと言っても過言では無い。

みなさん,まいどです。

このたび「ボブルヘッズ10年の回顧録」の執筆を仰せつかりました,ぷうでございます。
なんせマークシート世代の故,長論文を書くのが苦手でして,かといってメカに強いわけでもなく(文章書くのと関係ないやん),創立初年度の想い出をつらつらと書き綴ってみようと想います。

bobs001.jpgあれは忘れもしない,2003年06月の・・・
いつやったかな・・・(忘れとるやんけ)
愛知・安城ソフトボール場の旗揚げゲームに,東は東北・仙台,西は九州・福岡から14名の野球オタク達? が集まってまいりました。
そんな状況ですから,この時初めて顔を合わせる者同士もいるわけでして,当然のことながらここまで一緒に練習なんぞしたこともございません。
もちろん,先輩チームのムーンライトリーグオールスターズに2-16,DDFルーズソックスに1-25と,コテンパンにされた〈※1〉2ゲームでございました。

bobs002.jpg07月には関東在住メンバーによる,東京・天王洲でのナイター・ムーンライトリーグオールスターズ戦。
「関東在住メンバーによる」などと書いておりますが,グラウンドへ真っ先に来ていたのは,当時福岡在住のEGOIST(現:中嶋哲哉)選手でした。
アホちゃうか?(アンタも大阪から来とろうもん)

忘れてはならないのは,この日デビューしたCiao選手。
初めて逢った時は「ちっちゃくて可愛い女の子やなぁ~」と想ったのですが,「夜目遠目傘の内」とはよく云ったもので,なんと所帯持ちで,しかも私より年齢が・・・(命が惜しいので以下略)

ちなみにこのゲーム,先発バッテリーは「JUNJUN-ぷうさん」という,ボブズ史上おそらく最初で最後の組み合わせでした。もちろん2-22の大敗。

bobs003.jpg08月には東京・新小岩で,関西遠征メンバーを加えて参加した「MLSサマーフェスタ」キャピタルシティセインツ戦。〈※2〉

総勢20数名が参加したこのゲーム,チームロゴ入りメガホンやうちわなどがベンチに所狭しと置かれている中,バットは愛知在住のDDF竹内選手が持ってきた1本だけでした。もちろん0-14の大敗。完封されてるし。

ゲームが終わって綱島監督が一言「ぷうさん,道具買うから参加費1,000円みんなから集めて」…
って、気付くのおそいねん!

bobs0044.jpg09月には静岡・天城ドームでの東京ボルメッツ・日暮里レッドキャップス戦。

東京ボルメッツには6-24と大敗したものの,日暮里レッドキャップスには2-8と初めての一桁失点となり,いよいよ初勝利が近づいてきたかと思わせる一方,この時の集合写真は翌2004年の「Tarzan」で,スローピッチソフトボールの紹介イラスト〈※3〉に使われております。まあすごい。

bobs005.jpgそして迎えた11月03日,千葉・浦安東野野球場での日暮里レッドキャップス戦ダブルヘッダー。

第一ゲーム,POCHI選手のチーム初ホームランとともに,やっとこさ掴んだ初勝利でございました。スコアは前ゲームの裏返しの8-2。栄えある初勝利投手は,私より年齢が(略)のCiao選手(また叱られるようなことを書く)

ちなみにこの日「Dr.POO」なるチームドクター〈※4〉が初めて登場したらしいのですが,私は一度もお目にかかったことがございません。

bobs006.jpg11月には兵庫・箕谷での関西初開催ゲーム「タイガーデンねんシリーズ」と,再び訪れた愛知・安城&半田での「東名ハイウェイシリーズ」。

兵庫・箕谷での「タイガーデンねんシリーズ」,初日はキスリングスに2-13,DDFルーズソックスウエストに7-8と連敗したものの,最終日はトロージャンズに11-5で2勝目を挙げることができました。

しかしながら,最終日は2度の救急車出動という傷だらけの勝利で,革巻きボールの威力を思い知らされたゲームでございました。

余談ですが,初日の夜に開催された親睦会で配られた「食玩(缶バッチコレクション)」〈※5〉は今や伝説のグッズとなっております。

bobs007.jpg愛知・安城の「東名ハイウェイシリーズ」,初日のDDFルーズソックス戦は雨天コールドによる引分再試合となり,半田クリーンセンター野球場に場所を移した最終日は,ムーンラ
イトリーグオールスターズに9-7,引分再試合のDDFルーズソックスに13-12と連勝し,「東名ハイウェイシリーズ」初参戦での優勝となりました。

余談ですが,初日の夜に開催された親睦会に来ていた「綱島亭さんばるんば」とか云う売れない漫才師の余興〈※6〉が全然面白くなくて・・・(もうええっちゅうねん)

bobs008.jpg12月には関西在住メンバーによる大阪・摂津でのDDFルーズソックスウエスト戦ダブルヘッダー。

「関西在住メンバーによる」などと書いておりますが,グラウンドへ最後にやって来たのは,横浜在住の「新田さん」でした。
バカじゃないの?(アンタに云われたくねーよ)

ゲームの方は6-14,9-18と連敗し,この日初采配の監督代行「網島埋友(あみしまうとも)」〈※7〉はたった2試合で更迭されましたが,夜の忘年会にはしっかり参加しておりました。

そんなこんなで,クラブの目指す方向が定まらない中,振り返ってみれば「遠征&グッズ製作&架空キャラ創作」に明け暮れた創立初年度でございました。近年,ボブルヘッズは東ではTISLでの日本人クラブ初優勝,西ではメトロリーグで5年連続優勝と,アスリートクラブとしては申し分のない成績を収めております。「スローピッチソフトボールを,日本でメジャーなスポーツとして普及させる」というビジョンの基では,とても大切な要素だと想います。それはそれとして,ゲームで勝てなくっても,グラウンドに来ればなにか面白いコトがあった「あの頃」の想いもまた,どこか心の片隅にでも小さくメモしておいてもらえたらなんて書いちゃったりなんかして。

失礼いたしました(ガンバ風味)。ほなまた。

2012年05月27日 仲嶋ぷう之助


※1:デビュー戦は大敗

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安城ソフトボール場でボブルヘッズの大敗を報せるスコアボード。この日初めてスローピッチソフトボールを体験した事を考えたら、よく2点も取れたもんだ。

※2:MLSサマーフェスタ

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ムーンライトリーグが夏に行ってるサマーフェスタは、ソフトボールを楽しむだけでなくこう言ったフードコーナーが出ており、ボールパークの雰囲気を味わうことができた。

※3:雑誌「Tarzan」で紹介

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綱島監督が当時Tarzanに連載していた草チームのコンセプトにボブルヘッズが登場。綿谷寛画伯によるイラストにてメンバーも誌面に登場した。

※4:Dr.Pooh登場

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ナゾのチーム・ドクター、Dr.Pooh。しかしながらその素性は全く不明で医師免許を持たない覆面医師との噂もある。ちなみにこの日以来メンバーの前に姿を現していない。

※5:缶バッチコレクション

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グッズギャラリーでも紹介したボブルヘッズの食玩(缶バッチコレクション)。中に選手カードも封入されていた。食玩なのでモチロンお菓子(ラムネ)も入っていた。

※6:綱島亭さんば・るんば

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ナゾの漫才師・綱島亭さんば・るんば。実にしょーもない事しか言えないが、関西弁というだけで関東メンバーに大ウケ。調子に乗ってチームの忘年会にも登場した。

※7:網島埋友監督代行

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網島埋友(あみしま・うとも)。オレが網島だ!と颯爽と掲示板に登場し、ボブズウエストの監督代行を騙りチームを乗っ取ろうとした。


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なんと、かつて「代打、でぶ」と言われ、デブの代名詞だったぷうさんが激ヤセ。かつては0.1トンもあったと言われる体重はリンゴ240個分ぐらいに激減している。このダイエットの成功の秘訣を活かした「ぷうのブータキャンプ」を近々発表するらしいです。

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綱島プロ野球意匠学研究所時代、ぷうさんのお気に入りだったコンテンツ「野球場お弁当選手権」。いわゆるスタジアムグルメを紹介するコーナーだ。食といえばぷうさんの代名詞。今回の10周年記念WEBサイトにこっそり復刻しちゃいました!